クイーンエリザベス2世C観戦(&香港・マカオ観光)記2009


 香港旅行は昨年12月の国際G1デーに行く予定だったのですが仕事のため行けず、QE2世C(国際G1)がある今回のタイミングに延期になりました。同日にはチャンピオンズマイル(国際G1)があります。昨年はマツリダゴッホの遠征があったので、今年も行ってくれるかと思ったのですが、日本馬の出走は両レースともありませんでした。そのためレース情報が少なくて事前予想があまりできませんでした^^;

 4月24日〜28日

 3泊5日の旅行でしたが、24日は20:45羽田発、0:20香港着、28日は0:45香港発、5:20羽田着という強行スケジュールのため、実質は3日間の観光です。それでも、昔香港に住んでいた方(M氏)が同行してくれたので、美味しいお店にも行けましたし、観光スポットもうまく回ってこれたと思います。写真は今回は時々撮る感じだったので写真なしの場所は文章だけで記しておきます。

 行きの飛行機では、前回の画面が故障するアクシデントはなかったんですが、馬ペパの作業対応のためにNHKマイルCの過去13年分のBPRを出したりしてました。香港国際空港からは空港快速(地下鉄)の最終に間に合ったんで、九龍まで出てタクシーを拾ってルネッサンスカオルーンホテルへ。ちなみに九龍は日本ではクーロンと言いますが、現地読みはカオルーンといいます。



 左上)ホテルに着いたら既に2時を回っていました。時差が1時間あるので実質3時。でも、ここ1ヶ月は皐月賞のレポート作成などもあって毎日そんな生活だったので、それほど眠いという感じではありませんでしたが、ベッドに入ると流石にすぐに眠れました。
 右上)25日の朝、14階のエレベータホールで。

 天気は霧雨。前日の夜に天気予報を見たときは晴れだったんですが、M氏によると香港の天気は変わりやすく、突然スコールが降ることがあるそうです。朝食は広東通りの糖朝というお店で食べました。元々は甘味のお店で、日本にも青山に支店が出てきているようです。お粥とワンタン麺、青梗菜の茎を太くしたような野菜とマンゴープリンを頂きました。マンゴープリンが特に美味しかったです。ちなみに、このお店の内装が以前と比べてかなりゴージャスになったとM氏が言ってました。美味しいし、流行ったからでしょうね。

 で、朝食の後、外に出ようとしたら外が豪雨。。いきなりスコール強襲です。すぐ近くの恒生銀行で香港ドルを入手。為替レートは1香港ドル=12.65円でした。羽田空港の両替所では約15円でしたから、全然違いますね。雨は止む気配がなく、海港城(ハーバーシティ)というデパート街へ。香港では、天気の状況によって、黄色の注意報や黒の警報が発令され、黒になると交通機関がストップしたり、その間は保険がきかなくなるなど、大事になるようですが、この時は黄色でした。天気予報は晴れだったんですけど…香港の天気予報はあてにならないそうです。今後の天気がどうなるかもわからないので、先にマカオに行くことになりました。香港もマカオも中国ですが、経済特区ということで、出国入国の手続きが必要です。




 左上)新渡輪という高速水上バスに乗りました。マカオまでは1時間ちょっとです。
 右上)海港城を海の方向から。M氏によれば、こっちの人は金色が好きなんだよとのこと(笑)。
また、表面が鏡みたいになっているのは風水で悪いものから守る意味があるとか。



 左上)もうすぐマカオです。きらきら金色の建物が多い。ディズニーのような作られた岩山もあったり。
 右上)無料バスでリスボアの付近まで。マカオで降りるとタクシーや有料バスの客引きがたくさんいますが、無料バスもあるんですね。M氏、さすが元香港住人。




 左上)ウィン・マカオホテルの正面。15分に1回噴水が上がるようになってました。1時間に1回でないところが贅沢です。
 右上)ウィン・マカオホテルの入り口。




 左上)ウィン・マカオホテル入り口すぐのホール。人だかりができていて、皆上を見て写真を撮っているので見ると、シャンデリアが降りてきたり、下からは黄金の木が生えてきたりしました。なんだこの演出は!!(笑)
 中には娯楽場(カジノ)があって、そこは撮影できないようだったので写真はありませんが、バカラのテーブルが多かったですね。ルールがわからないので一番簡単なスロットを100HK$やって全く燃えることなく出てきました。
 右上)出てきたら、入り口のホールの天井がまた変わってました!どうやってるのかわかりませんけど、金が余ってる感が伝わってきました(笑)




 上)。リスボアの前です。右がホテル・リスボア、左の素っ頓狂な建物がグランド・リスボア。グランド・リスボアの下は球根みたいな形になってます。仏教の影響なのか何なのか。凄いインパクトです。

 グランド・リスボアのカジノにも行ってみましたが、こちらは地下1Fから3Fまで、4フロアに渡ってカジノが開かれていました。ウィン・マカオホテルでは人が少ない箇所もあったのですが、こちらは大繁盛。中国人観光客が大量に来ていたようです。やはりバカラが多かったですが、相手のいない大小、ルーレットが置いてあり、ルーレットを少しやりました。一番割が良さそうと判断して選んだんですが、しっかりさっきの負けも回収できて満足♪

 その後はポルトガル風の建物が残るセナド広場あたりを歩き回り、名物のエッグタルトを食べました。ここもブランドショップが結構揃っていました。

 この日は竹園海鮮飯店で夕食。フカヒレスープが濃厚で美味しかったです。なぜかラーメン屋無鉄砲のスープを思い出しました。あと、チャーハンに、大ハマグリのにんにく蒸し、エビチリも辛すぎず美味しく頂きました。

 26日(日)。香港競馬に行く日です。




 左上)朝食は尖沙咀付近でオーソドックスな軽食を食べましたが、その近くにジョッキークラブがありました。日本でいうWINSですね。香港にはジョッキークラブがたくさんあるようです。尖沙咀駅から、電車を乗り継いで沙田の馬場駅に到着。この日も小雨が降っていて、外で観戦するのは厳しいと判断、外国人旅行客向けの「遊客入場証章」を購入しました。
 右上)ゲートを入ったところです。




 左上)迷いながら入場証章で入れるエリアに潜り込み、指定席もゲット。写真のとおりゴール板のまん前ですよ〜。これは入場証章を購入して良かったと思いましたね。
 右上)直線は300mちょっとでしょうか。中山くらいの距離しかなさそう。




 左上)チャンピオンズマイルの単勝オッズ。1番のグッドババが2番人気で、コレクションというサムズアップ相手にG1を勝った馬が1番人気になっていました。日本ならグッドババの実績があれば単勝2倍くらいじゃないでしょうか? 控除率も少ないのもありますが、オッズの作られ方が日本に比べてかなり良い印象です。
 右上)馬連オッズ。1グッドババと2エジプシャンラーの組み合わせで10倍ついてます。




 上)府中の電光掲示板も大きいですが、香港もでかいです。次レースのパドックを見せながら、単勝、馬連、ワイドのオッズが表示されています。1、2のワイドは3.8倍もついています。



 左上)グッドババ。
 右上)エジプシャンラー。僕は1の単勝と1,2の馬連、ワイドを買っていました。




 左上)出走各馬の馬場入り。
 右上)人が少し増えてきましたが、日本に比べたら全然少ないです。というか、ゴール板前が埋まってない。文化の違いでしょうか?




 上)レースの画像です。結果はエジプシャンラーが2着、グッドババは差し届かず4着で、前にいた2頭が1,3着に残って10万HK$馬券が出ました。雨のせいで馬場が変になっていたのもあったんでしょうけどね。この後、クイーンエリザベス2世Cは前残りを意識して馬券を組み合わせたら差し追込みが決まってハズレ。プレスヴィスの単勝をおさえておけば良かったなぁ。なかなか難しいものです^^; 悔しいことに香港競馬は全然当たりませんでした。



 左上)尖沙咀に戻ってきて、南端の海沿いの道から香港島を撮影。曇っていて、一番高いビルは最上階が隠れてしまっています。
 右上)日本の企業の広告も多いです。夕食は鹿鳴春飯店で北京ダックのセットを注文しました。目の前でカットしてくれます。日本で食べた北京ダックは皮だけでしたが、ここでは肉もたっぷりついていまして、とても美味しかったんですが、2人では量が多く、この頃大食いになっていた僕も途中で手がパッタリ止まってしまいました。しばらく北京ダックはいいです^^;夜はお洒落なバーを教えてもらいました。




 左上)翌日。昨夜の北京ダックのせいで胃の調子が悪くなるかと思ったのですが、中国茶をこれでもかと飲んだら快調です。こっちの人はお茶をたくさん飲むそうで、それで油を流しているんだとか。朝は糖朝で済ませ、フェリーで香港島に移動です。
 右上)香港島の建物もピカピカです。近いですね。




 左上)中国銀行前。昨年のサブプライムやリーマン破綻等の影響でしょうか、ドラとか大音響で鳴らしながらデモをしています。金の恨みは強い国民感情なんでしょうが、僕なんかは自己責任が当たり前の世界にいるので、ちょっとどうかなと思いますね。銀行側がどう勧誘したのかはわかりませんけど。
 右上)トラム(2階建て路面電車)に乗って銅羅湾方面へ移動中。高層のアパートが道路の両側に建っていて、建物から看板がせり出す形で出ています。また、ベランダがなく窓から物干し竿を突き出して洗濯物を干していました。香港庶民が住んでいる地域のようです。繁華街だと普通は物価が高くなりそうですけど、近すぎて空気が悪いため、富裕層はもう少し山のほうに住んでいるそうです。銅羅湾では苦いカメゼリーを食べました。



 左上)中環エリアに戻ってから昼食は飲茶、安価でめちゃうまでした。ただ、店員さんが広東語しか喋れなくて一人では来るのは難しいかも。お腹も満たされたところで山頂行きのバスに乗り、ヴィクトリアピークに登りました。ここから中心街を見る風景が景勝として有名です。
 右上)展望台を下から撮影。




 左上)展望台から撮影。50階建て以上のマンション群があります。よく倒れないですねぇ。地震はないのかな?
 右上)沈む夕日。




 上)それから名残惜しいところですが帰路へ。ホテルへ戻り預けていた荷物を回収、無料巡回バスで九龍へ、九龍から空港行きの特急に乗るところです。荷物を九龍で預けられるのサービスには驚きました。

 空港のラウンジでは土日のレース結果と新型インフルエンザの記事を読んでいました。この日よりも後からだと海外には行きにくくなるし(行きたくなくなりますし)、香港でも4月30日に香港に入った人が感染していたことが後でわかったり、ぎりぎりのタイミングだったと思います。




 左上)5時前です。
綺麗な朝焼け
 右上)日本上空に帰ってきました。このあと出勤でした(笑) 次の海外はどこに行けるでしょうか?インフルエンザがおさまってからでしょうけどね。

                                                  (初稿2009.5.6)