皐月賞データアート
2018年版

【概要】

 牡馬クラシック第1冠目。今となれば予想シーズンから外れてしまいましたが、詳しくは別ページ「夢・クライマックス(皐月賞礼賛)」にまとめている通り、私にとっては特別に思い入れのあるレースです。データアートは一度瓦解の危機となりましたが、この不死鳥データだけはその名の通りなくならず、その火を残してくれていました。更新の度に、データを作成するのが好きであることを思い出させてくれます。

【激流リスクチェック】
 独自の展開分析ツールにおいて、逃げ先行馬の数等により激流になる可能性がある場合は、通常のデータ予想では的中できないため、除外します。現在は展開分析ツールのポイントが50以上を激流ゾーンと考えています。過去26年では1994年と2009年が該当します。このチェックで問題なければ不死鳥データに入ります。


【不死鳥データ】(過去26年(1994年と2009年を除く24年))

『称号データ』
 好走パターンを抽出したデータ。これがないと中心にはできない。
 
『★優秀格』…前2走がともに関連五重賞戦で2勝し、かつ当日2番人気以内になった馬は(5.1.2.0.0.0)。
関連五重賞戦は、朝日杯、12月の阪神芝2000m重賞、きさらぎ賞、弥生賞、スプリングS。
92ミホノブルボン  1着 朝日杯1 スプリングS1
98スペシャルウィーク3着 きさらぎ賞1 弥生賞1
99ナリタトップロード3着 きさらぎ賞1 弥生賞1
01アグネスタキオン 1着 ラジオたんぱ杯1 弥生賞1
03ネオユニヴァース 1着 きさらぎ賞1 スプリングS1
04コスモバルク   2着 ラジオたんぱ杯1 弥生賞1
10ヴィクトワールピサ1着 ラジオNIKKEI杯1 弥生賞1
13ロゴタイプ    1着 朝日杯1 スプリングS1

 優秀格に該当する馬はその後GIを取るような馬であり、皐月賞ピンポイントの狙い馬というタイプではないものの、3連複を買う方は完全に消すには危険すぎる。人気の中心の馬たちだが、どんな状況でも馬券圏内に入ってくる力のある馬たちだ。ただし、このような実績で3番人気以下だった馬は何か問題があるのでむしろ軽視してよい。

『★堅実格』…全成績で連対率100%かつ前4走中に、1800m以上のレースが3回以上、重賞(毎日杯を除く)が3回以上を経験し、重賞勝ち経験のある馬は(2.0.3.2.0.0)。
97メジロブライト  4着 ラジオたんぱ杯1着、共同通信杯1着、スプリングS2着
01ジャングルポケット3着 札幌2歳S1着、ラジオたんぱ杯2着、共同通信杯1着
06アドマイヤムーン 4着 ラジオたんぱ杯2着、共同通信杯1着、弥生賞1着
07フサイチホウオー 3着 東スポ杯1着、ラジオNIKKEI杯1着、共同通信杯1着
12ゴールドシップ  1着 札幌2歳S2着、ラジオNIKKEI杯2着、共同通信杯1着
12ディープブリランテ3着 東スポ杯1着、共同通信杯2着、スプリングS2着
14イスラボニータ  1着 新潟2歳S2着、いちょうS1着、東スポ杯1着、共同通信杯1着

 2013年版にて追加、2015年版で更新。後方からの馬はバイアス等により4着までということもあるが、実力は確実にあるということだろう。毎日杯を除くという記載により削られる馬はいないが毎日杯連対馬の成績が良くないので念のため記載した。なお、3戦全て2着という馬もいないが、最低1勝としてある。

『★短実績』…朝日杯または今年のマイル重賞で連対していてかつ、前3走が全てマイル以上の距離で2連対以上、さらに前走が弥生賞またはスプリングS6着以内の馬は(4.3.7.3.2.2)。(過去の中山の若葉Sは勝利で含む)
92ミホノブルボン  1着 朝日杯     スプリングS1
93ナリタタイシン  1着 シンザン記念  弥生賞2
93ビワハヤヒデ   2着 朝日杯     若葉S1
95オートマチック  3着 京成杯     弥生賞4
96メイショウジェニエ3着 アーリントンC スプリングS5
00ダイタクリーヴァ 2着 シンザン記念  スプリングS1
00チタニックオー  3着 シンザン記念  弥生賞6
02タニノギムレット 3着 シンザン記念  スプリングS1
03サクラプレジデント2着 朝日杯     スプリングS2
03エイシンチャンプ 3着 朝日杯     弥生賞1
04メイショウボーラー3着 朝日杯     弥生賞2
06フサイチリシャール5着 朝日杯     スプリングS2
07アドマイヤオーラ 4着 シンザン記念  弥生賞1
10ローズキングダム 4着 朝日杯     スプリングS3
11オルフェーヴル  1着 シンザン記念  スプリングS1
13ロゴタイプ    1着 朝日杯     スプリングS1
13コディーノ    3着 朝日杯     弥生賞3
14アジアエクスプレス6着 朝日杯     スプリングS2
15ダノンプラチナ  11着 朝日杯     スプリングS3
16エアスピネル   4着 朝日杯     弥生賞3
16リオンディーズ  5着 朝日杯     弥生賞2
17サトノアレス   11着 朝日杯     スプリングS4

 短実績に該当する馬は優秀格がなければ人気薄になる場合が多く穴にもってこいだ。人気薄だけにいろいろな普通の消去法にひっかかるが、不思議と乗り越える。短実績までのデータをクリアしていなくとも、今年のマイル重賞を勝利している馬は人気薄で掲示板に入ってくることがままあり、マイル実績馬には今後も注目していきたい。
 2007年更新で、3走前に1400mを使っていたコスモサンビームとスーパーホーネットを削った。近年は外枠に入ることもあり不振となっているが、短距離実績馬だけに15番より外に入ると折り合い等で難しいのかもしれない。
 なぜか、朝日杯が阪神開催となった2015年以降の該当馬は全て消えている。重視はできなくなっている称号。

『★中実績』…前走中山TR3着以内(重・不良は7着以内)かつ、前3走内に2000m中山OP以上格勝利(弥生賞は除く)か12月の阪神芝2000m重賞連対ある馬は(7.6.3.5.1.3)。(中山開催のみ)
92スタントマン   3着 ラジオたんぱ杯2 弥生賞2
93ナリタタイシン  1着 ラジオたんぱ杯1 弥生賞2 「末脚賭」
93ウイニングチケット4着 ホープフルS1  弥生賞1 「末脚賭」
95タヤスツヨシ   2着 ラジオたんぱ杯1 若葉S5■ 「末脚賭」
95ホッカイルソー  4着 ジュニアC1   弥生賞2 「外枠難」
96イシノサンデー  1着 ラジオたんぱ杯2 弥生賞3
96ロイヤルタッチ  2着 ラジオたんぱ杯1 若葉S2■
97サニーブライアン 1着 ジュニアC1   若葉S4● 「外枠難」
97メジロブライト  4着 ラジオたんぱ杯1 スプリングS2 「末脚賭」
98セイウンスカイ  1着 ジュニアC1   弥生賞2
98キングヘイロー  2着 ラジオたんぱ杯2 弥生賞3
99オースミブライト 2着 京成杯1     スプリングS7■
99アドマイヤベガ  6着 ラジオたんぱ杯1 弥生賞2 「末脚賭」
00エアシャカール  1着 ホープフルS1  弥生賞2 
00ラガーレグルス  中止 ラジオたんぱ杯1 弥生賞3 「末脚賭」
01アグネスタキオン 1着 ラジオたんぱ杯1 弥生賞1■
01ボーンキング   16着 京成杯1     弥生賞2■
02タイガーカフェ  2着 ホープフルS1  弥生賞3
04コスモバルク   2着 ラジオたんぱ杯1 弥生賞1 「外枠難」
05アドマイヤジャパン3着 京成杯1     弥生賞2 「外枠難」
06アドマイヤムーン 4着 ラジオたんぱ杯2 弥生賞1 「末脚賭」「外枠難」
08マイネルチャールズ3着 ホープフルS、京成杯1 弥生賞1
10ヴィクトワールピサ1着 ラジオNIKKEI杯1 弥生賞1 「末脚賭」
10アリゼオ     5着 ホープフルS1  スプリングS1 
「外枠難」

14ワンアンドオンリー4着 ラジオNIKKEI杯1 弥生賞2 「末脚賭」

 中実績該当馬は、中距離実績と中山経験から成り立つ、皐月賞にピンポイント称号である。ただし、後方からの脚質や外を回る可能性が高くなる外枠に弱いようにも思える。

『★二千績』…前3走のうち、前年12月以降の2000mのOP以上戦で最低1勝+0.4秒差以内の2着1回以上の成績、かつ前走が2000mの皐月賞TRで4着以内だった馬(2角以降1番手の逃げでのレースを含む場合は、弥生賞を含まなければならない)は(7.7.3.3.0.3)。
93ナリタタイシン  1着 ラジオたんぱ杯、弥生賞0.3差
93ウイニングチケット4着 ホープフルS、弥生賞
96ロイヤルタッチ  2着 ラジオたんぱ杯、若葉S0.4差
97ランニングゲイル 6着 若駒S0.3差、弥生賞
98セイウンスカイ  1着 ジュニアC、弥生賞0.1差
99アドマイヤベガ  6着 ラジオたんぱ杯、弥生賞0.2差
00エアシャカール  1着 ホープフルS、弥生賞0.2差
01アグネスタキオン 1着 ラジオたんぱ杯、弥生賞
02ローマンエンパイア14着 京成杯、弥生賞0.1差
04コスモバルク   2着 ラジオたんぱ杯、弥生賞
05ディープインパクト1着 若駒S、弥生賞
05アドマイヤジャパン3着 京成杯、弥生賞0.0差
06フサイチジャンク 3着 若駒S、若葉S
06アドマイヤムーン 4着 ラジオたんぱ杯0.0差、弥生賞
07ヴィクトリー   1着 ラジオNIKKEI杯0.0差、若葉S
08マイネルチャールズ3着 ホープフルS、京成杯、弥生賞
10ヴィクトワールピサ1着 ラジオNIKKEI杯、弥生賞
10ヒルノダムール  2着 若駒S、若葉S0.1差
12ワールドエース  2着 若駒S0.4差、若葉S
13エピファネイア  2着 ラジオNIKKEI杯、弥生賞0.1差4着
14トゥザワールド  2着 若駒S、弥生賞
14ワンアンドオンリー4着 ラジオNIKKEI杯、弥生賞0.0差
16マカヒキ     2着 若駒S、弥生賞

 2000mをこだわって使ってきた馬の好走例が多いため、2012年更新で準速帝のフサイチジャンクを吸収する形で立ち上げた。2015年版で拡張。2018年更新で昨年12月以降の限定及び逃げ馬の除外条件を追加。

『★速覇王』…前3走は3連勝、かつ前走は混合の重賞戦で0.6秒差以上で楽勝した芝無敗馬は(3.0.1.0.0.0)。
92ミホノブルボン  1着 スプリングS1.2差
99テイエムオペラオー1着 毎日杯0.7差
01アグネスタキオン 1着 弥生賞0.8差
16サトノダイヤモンド3着 きさらぎ賞0.6差

 該当馬は歴史に残る名馬が多い、大横綱1頭とほぼ無敗で競走生活を終えた2頭、3冠全て馬券に絡み3歳で有馬記念も制した1頭である。難しい皐月賞といえども本当に強い馬には逆らうことはない。ただし重・不良での楽勝、1-1-1逃げでの楽勝は注意、それぞれ着差を0.2引いて計算する。2018年更新で混合重賞を条件に加えた。

『★速帝王』…前3走で2000mのOPクラス以上を3連勝した馬又は無敗かつ前3走が2000mで弥生賞を含むOPクラス以上を2勝している馬は(3.0.0.0.0.0)。ただし中山オンリー馬を除く。
01アグネスタキオン 1着 弥生賞0.8差、ラジオたんぱ杯0.4差、新馬0.6差
05ディープインパクト1着 弥生賞0.0差、若駒S0.9差、新馬0.7差
10ヴィクトワールピサ1着 弥生賞0.1差、ラジオNIKKEI杯0.0差、京都2歳S0.2差

 過去にハクタイセイ、トウカイテイオーが他の勲章馬相手に勝っているので追加した。ウイニングチケットは近い成績で負けているので、ただし書きを追加している。

『★上昇格』…当年の芝1800m以上OP以上レースで、下記に規定する中弛み超高速上がりラップで優勝した馬は(0.3.1.0.0.0)。
※中弛み超高速上がりラップ判定は下記A〜Dを全て満たすこと
 A.2F目の値≦11.5
 B.上がり2Fの合計値≦22.8(京都と東京では22.6とする)
 C.上がり1F目の値≦上がり2F目の値
 D.道中の連続する最も遅い2Fの合計値−上がり2Fの合計値≧2.8

10ヒルノダムール  2着 若駒S 10.9 22.1 11.1-11.0 4.2
10エイシンフラッシュ3着 京成杯 11.1 22.8 11.4-11.4 3.5
12ワールドエース  2着 きさらぎ賞 11.5 22.4 11.3-11.1 2.8
16マカヒキ     2着 弥生賞 10.5 22.6 11.3-11.3 3.2

 2013年版にて条件を明確化。京都と東京の上がりを厳しくしたが、特段これによって削った馬はいない。基本的に、該当するレースは稀であるが、このようなラップを勝つには相当の能力がなければならず実際に好走しているのでカバーするもの。

『★善戦格』…前5走中4走が重賞及び皐月賞TRを含む、(1)1800m以上のOP以上戦でかつその全てにおいて0.5差以内の5着以内に善戦している馬、又は(2)1600m以上のOP以上戦でかつその全てにおいて0.2秒差以内の3着以内に善戦している馬は「基礎格」該当馬を除き(0.2.1.0.1.3)。ただし、他に称号がある馬を除く。
95マイネルブリッジ 7着 10番人気 若葉S0.1差2着(1)
03ホシコマンダー  5着 13番人気 若葉S0.1差3着(1)
05シックスセンス  2着 12番人気 若葉S0.3差4着(1)
06ドリームパスポート2着 10番人気 スプリングS0.0差3着(1)
08スマイルジャック 9着 4番人気 スプリングS1着(1)
14ウインフルブルーム3着 8番人気 若葉S0.2差2着(2)
14クラリティシチー 8着 10番人気 スプリングS0.2差3着(1)

 過去に善戦タイプで穴を開けたシャコーグレイドとシックスセンスの戦績が近いことから、これを土台にデータを作成したところ、ホシコマンダーもこれに該当し面白いデータとなった。ただし、来ないことも多いので参考まで。好走馬の前走は若葉Sが多い。取り上げた直後ドリームパスポートが激走した。
 2015年版にて、(2)の条件を追加。

『★遁走格』…2000mの重賞で4番人気以内に推され、逃げて(2,3角2番手以内かつ4角先頭を満たす)0.3秒差2着までに入着したことがある馬は(2.2.1.0.0.2)。
98セイウンスカイ  1着 2番人気 弥生賞3番人気2着0.1差
02バランスオブゲーム8着 7番人気 弥生賞4番人気1着0.1差
04コスモバルク   2着 1番人気 ラジオたんぱ杯4番人気1着0.2差
04メイショウボーラー3着 6番人気 弥生賞3番人気2着0.2差
04マイネルマクロス 7着 11番人気 京成杯3番人気2着0.2差(出遅れ)
07ヴィクトリー   1着 7番人気 ラジオN杯3番人気2着0.0差
07サンツェッペリン 2着 15番人気 京成杯3番人気1着0.3差

 皐月賞前の2000mの重賞は、ラジオN杯、ホープフルS、京成杯、弥生賞。2000mの距離を耐久できるスタミナがあり、重賞ということでそれなりのメンバーを相手に、皐月賞が行われる中山コースに必要な加速系末脚を発揮して勝ち負けした馬というのは、可能性をもっていると考えて良いと思う。なお、若葉Sではビワハヤヒデやフジヤマビザン、ジュニアCではサニーブライアン等が拾えそうだったが、他年度の弱い馬も混ざってしまうためそこは切り捨てている。2012年更新で、1994年が激流で除外にできるためただし書きを削除。2018年更新で4番人気以内を条件とし、ダイタクフラッグ、メガスターダムを除いた。

「烙印データ」
 馬券圏外になる傾向が高いデータ。内枠や称号があれば好走の可能性が残される。

A.「基礎格」(基礎的な格)…前3走で、4番人気以下7着以下(3番人気は10着以下)、または、7番人気以下4着以下のレースがあった馬は(0.0.1.7.7.130)。馬柱に書かれる程の不利は考慮できる。
00チタニックオー  3着 『★短実績』

C.「少連対」(少ない連対率)…連対率66%未満だった馬(ただし、芝2戦以下の馬は50%未満)は、複勝率75%以上(新馬戦を含めても含めなくてもよい)かつ1800m以上の重賞3着以内経験のある馬を除き、(1.4.3.3.6.152)。
95オートマチック  3着 『★短実績』
96メイショウジェニエ3着 『★短実績』
97サニーブライアン 1着 『★中実績』
99オースミブライト 2着 『★中実績』
00チタニックオー  3着 『★短実績』
05シックスセンス  2着 『★善戦格』
07サンツェッペリン 2着 
『★遁走格』
08タケミカヅチ   2着

 好走馬は称号馬が基本だが、最近は好走例も増えてきており、烙印データの中での威力は低いものと考えておきたい。

E.「前大敗」(前走大敗)…前走、重・不良馬場を除き1秒以上勝ち馬から離されて負けた馬は(0.0.1.1.3.44)。
00チタニックオー  3着 『★短実績』

F.「距離不」(距離不安)…1800m以上で連対経験がない(未経験も含む)馬は、弥生賞4着以内馬を除き(0.0.0.1.4.60)。

H.「剛力疑」(剛力疑問)…前走が中山、阪神、中京のいずれでもなく、かつBPR(ベストパフォーマンスレース)またはSPR(セカンドパフォーマンスレース)に中山または阪神の重賞レースがない上、下記a〜cの実績がない馬は(1.0.0.0.1.25)。(中山開催のみ適用)
 a.前5走の芝1800m以上のレースで1.0秒差以上勝ち
 b.前5走の芝1800m以上の条件戦以上のクラスで0.5秒差以上勝ち
 c.1800m以上の重賞2勝以上

※BPR、SPRは、前5走内の重賞3着以内、OP2着以内、500万下1着実績のうち、近走のレースの順にBPR、SPRとする

16ディーマジェスティ1着

 2016年更新にて、単純にローテーションの間隔を疑問視する「過程疑」から、パワーの証明が足りているのかをチェックする項目として生まれ変わらせた(剛力はパワーの意味)。

I.「記念挑」(記念挑戦)…以下の条件のいずれかに該当する馬は(0.0.0.2.0.52)。
 a.前走が芝1200m戦、またはダート戦
 b.前々走が新馬戦または未勝利戦(前走重賞勝ち馬を除く)
 c.3走前が未勝利戦(折り返しの新馬戦を含む、前走重賞勝ち馬及び当時0.9差以上勝ち馬を除く)

J.「他組削」(他の番組臨戦馬削除)…前走非中山TR戦を除くOP戦以下を使って来た馬は、前走勝利+前3走で4着以下なしを満たす馬を除き(0.0.0.1.0.20)。

L.「先失速」(先行失速)…以下の3つの条件のうち2つをクリアできない、前2走の芝レースで道中の位置取りが(1,1,1)だった(逃げ)経験がある馬は(0.0.0.2.0.41)。
 条件1.前走中山TR5着以内(後方3番手以降からの競馬となった場合は着順不問)
   2.連対率80%以上
   3.弥生賞を除く、2000mOP以上で勝利あり

O.「毎日削」(毎日杯臨戦馬削除)…前走毎日杯を使った馬で以下のいずれかの条件を満たせなかった馬は(0.0.0.1.2.32)。
 a.毎日杯を0.6差以上の楽勝又は2戦目以降の芝レースで無敗の馬
 b.重・不良は7着まで可能だが、過去3走で2勝以上している馬

P.「阪若削」(阪神若葉S臨戦馬削除)…前走阪神の若葉Sを使った馬で下記a〜cのいずれかを満たせなかった馬は(0.0.0.0.0.22)。
 a.前々走が弥生賞なら3着以内、ラジオNIKKEI杯なら2着以内
 b.前々走が芝1600m〜芝2000mの500万条件以上で連対(1月以降のレース)
 c.2月以降の1800m以上の重賞で4着以内あり

Q.「外枠難」(外枠困難)…15番枠より外枠を引いた馬は(4.4.3.11.7.68)。
93ビワハヤヒデ   2着 『★短実績』
97サニーブライアン 1着 『★中実績』
98スペシャルウィーク3着 『★優秀格』
00エアシャカール  1着 『★中実績』
04コスモバルク   2着 『★優秀格』『★中実績』『★遁走格』
05アドマイヤジャパン3着 『★中実績』
07ヴィクトリー   1着 『★二千績』『★遁走格』
10ヒルノダムール  2着 『★上昇格』『★二千績』
14トゥザワールド  2着 『★二千績』
14ウインフルブルーム3着 『★善戦格』
16ディーマジェスティ1着

 外枠で馬券に絡んでいる馬の全てが称号馬。称号持ちでも取りこぼす馬が連続していることから、過去との調整をしながら採用。『★中実績』『★二千績』のある馬は比較的良好な成績を収めている。中距離を使っていて折り合いに慣れているということだろうか。

R.「末脚賭」(末脚に賭ける脚質)…BPR及びSPRのいずれかにおいて、2角〜3角に二桁番手または出走頭数−2の位置取りがあり、4角でも5番手以降であるレースを持ち、かつ、もう一方においても2角〜4角がいずれも3番手以内ではない差し追込みの得意な馬は(3.4.3.8.6.65)。(中山開催のみ適用)
93ナリタタイシン  1着 『★短実績』『★中実績』
95タヤスツヨシ   2着 『★中実績』
95オートマチック  3着 『★短実績』
00チタニックオー  3着 『★短実績』
02タニノギムレット 3着 『★短実績』
05シックスセンス  2着 『★善戦格』
06ドリームパスポート2着 『★善戦格』
10ヴィクトワールピサ1着 『★優秀格』『★中実績』『★二千績』『★速帝王』
12ゴールドシップ  1着 『★堅実格』
12ワールドエース  2着 『★上昇格』

 2012年版更新で、『★佳良格』を廃止したことによる調整のため、距離を1800m以上とした。マイル以下では、本番の流れ次第で前に取りつくことができる可能性があるのと、中距離で後ろからいかなければならない馬は気性面やスピードに弱点があるからではないかという着眼点による。
 2016年版更新で、BPRのほかSPRも対象とし、より後方からの差し追込みが得意な馬をピックアップできるよう、大幅に見直しをかけた。これにより、該当馬にはより凡走に注意すべき(軸にし辛い)。
 馬場の高速化に伴い、ダメージの大きい烙印に変移しつつある。

T.「血統不」(血統不安)…父が以下の馬である馬は(0.0.0.0.2.17)。(中山開催のみ適用)
<タニノギムレット、ダンスインザダーク、サクラバクシンオー、アグネスデジタル、ティンバーカントリー、バブルガムフェロー、タッチゴールド、フサイチコンコルド、ストラヴィンスキー、クロフネ>

U.「過去光」(過去の栄光)…前走が今年初戦かつ、皐月賞トライアル(弥生賞、スプリングS、若葉S)であり、6着以下または1秒以上負けた馬は(0.0.0.1.3.18)。

V.「重績不」(重賞実績不足)…重賞3着以内経験が1回以下の馬のうち、下記a〜cのいずれかを満たし、かつ前4走に1.0秒差以上の負けがないという条件をクリアできない馬は(2.2.2.3.9.170)。
 a.前5走の芝の連対率が8割以上
 b.前5走の芝の複勝率が10割
 c.芝の重賞勝ち馬
95オートマチック  3着 『★短実績』
97サニーブライアン 1着 『★中実績』
00チタニックオー  3着 『★短実績』
02ノーリーズン   1着 (前走不利明記)
02タイガーカフェ  2着 『★中実績』
05シックスセンス  2着 『★善戦格』

W.「調整不」(調整不安)…前走が1月以前の休み明け馬は(0.0.1.0.1.12)。
10エイシンフラッシュ3着 『★上昇格』

X.「余力無」(余力無し)…2月末までに重賞連対またはOP勝ちがない馬(2月末までの芝連対率が100%(不良馬場を除き、芝未使用を含む)の馬を除く)は、(0.0.0.6.3.110)。

 ●過去実演