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今回も慎重にデータアートの考察をここで行なっていく。(構成は去年のパクリです)
まず過去の傾向で必要ないのが、馬滅アウト、称号なく明パネルなしで暗パネルがある馬。
ダイワメジャー、マイソールサウンド、シェルゲーム、ヒシミラクル。今年はあまりいないなぁ。それでは、馬滅アウトで称号なく明パネルなしで絞ると、ヴィータローザ、トーセンダンディ、ローエングリンが更に消える。これらの馬は馬券圏外に終わる可能性が高い。展開が向けばローエングリンなどは可能性がありそうに見えるが、毎日王冠を57キロで敗退しているし、アナログでも追って味のないタイプを府中で買いたいとは思えない。スパッと斬る。また、格的には横綱のヒシミラクルだが、1年の休み明け濃桃パネルは厳しい。このパネルで好走した馬はおらず、今度ばかりはミラクルを期待できない。この馬も斬らせてもらおう。これで10頭残った。
全体を簡単に見渡してみると、馬滅をクリアしたのがアドマイヤグルーヴ、シルクフェイマス、ゼンノロブロイ、ダンスインザムード、ツルマルボーイ、テレグノシス、ナリタセンチュリー、リンカーンの8頭もいる。去年の2頭と比較すると相当な混戦であることがわかる。上位拮抗のレースとなりそうだ。明パネルを持っている馬にしても、サクラプレジデント、シルクフェイマス、ゼンノロブロイ、ツルマルボーイ、テレグノシス、バランスオブゲーム、リンカーンの7頭。また、暗パネルも持っている馬がアドマイヤグルーヴ、サクラプレジデント、ツルマルボーイ、ナリタセンチュリーの4頭。これらを総合し、アナログも加えて予想していきたい。
ちょっと検討してみたところ、馬滅クリアパネルを持っている称号のない馬は、明パネルの助けがなければ3着以内に入ったことはないので、アドマイヤグルーヴ、ダンスインザムードの牝馬2頭も削らさせていただく。ナリタセンチュリーはG2を勝ってきているので念のため検討したい。
残り8頭は内枠から順番に1頭ずつ検討する。
●テレグノシス〜毎日王冠重斤量組の誇りにかけて〜
最近は、毎日王冠を使わず、天皇賞秋に直行する有力馬が多くなってきた。去年のシンボリクリスエス、ツルマルボーイが連対した実績も影響してか今年はほとんどの有力馬が休み明け。最近の有力馬もクラシックディスタンス系の馬が多く京都大賞典を使うため、ここのところ毎日王冠からのステップが天皇賞秋に結びついていない。しかし、以前は秋GI戦線への随一の関連レースだった。そろそろ来るんじゃないか。
毎日王冠組でも特にテレグノシスが図抜けてデータ的支えが大きい。なぜなら、昭和59年以降、毎日王冠を58キロ以上(3歳、牝馬各2キロ減)<以降、重斤量と呼ぶ>かつ1番人気で勝った馬がそのまま天皇賞秋に出走してきた例は5回あり(1.3.0.0.0.1)。着外の1回はサイレンススズカなので、普通に考えれば連対確実なレベルなのだ。もともと毎日王冠組はそのときの斤量が非常に大切で、重斤量で毎日王冠を勝った馬のその秋のGI勝利率は75%、連対率は83%(全てスズカの故障を含めて)。毎日王冠時の人気を4番人気以内に絞れば、勝利率80%、連対率90%になる(実質100%)。57キロ以下の軽斤量で秋GIを連対できたのは8頭中繰り上がりのプレクラスニーしかいない。それよりは、重斤量で毎日王冠負けていた馬の巻き返しが多く、毎日王冠を負けた後に天皇賞秋で3着以内した馬はこの20年で16頭いるが、軽4、重12の比率。しかも軽で来ていた数字は93年セキテイリュウオーが最後、ここ10年間は軽斤量敗退馬の巻き返しはない。つまりローエンはないってことになる。また、重斤量巻き返し馬は全て毎日王冠で6着以内だったことから、9着のマイソールサウンドも消し。今回のテレグノシスの、58キロかつ1番人気で毎日王冠を勝った馬に符合するのは94ネーハイシーザーまで遡るが(59キロは97バブルガムフェロー、98サイレンススズカ、99グラスワンダー)、あの馬でいけるのならそれくらいの格レベルはあると思う。なお、カラフルパネルデータでは、毎日王冠で0.1しか離していないため安田記念の明パネル、馬滅クリアパネルのみ。買いに入る多数のうちの1頭という評価。
●ツルマルボーイ〜騎手の溜め方と馬のやる気次第〜
前々走の安田記念で悲願のGIタイトルを得た。しかし、それで張り詰めた糸が切れてしまったというか、ピークは過ぎてしまったのではないかと意識させるような最近の敗退。去年の「最後きっちり伸びる」脚がやや落ちてしまったような印象を受けている。産経大阪杯は前が詰まっているから、それほど負けてはいないのだが、なぜか買いたいと思えてこないのは、やっぱり鞍上のせいなんだろうか。蛯名では溜めて溜めて爆発させるといった騎乗は信頼しづらいのだ。
データでは馬滅をクリアしているが、産経大阪杯の惨敗、前走惨敗で暗パネルを持っている。明るいのは安田パネルだけ(6走前に去年の天皇賞秋パネル)。重馬場下手なのは周知の通りで、テレグノシスと比べると、今回は一回り小さい(安田記念でもテレグノシスのほうが強い競馬をしていた)。府中巧者なので勝ってしまうこともありうるし、それだけの能力も持っているので、おさえる必要はある。
●サクラプレジデント〜3ヶ月以上の休養、脚部不安からは来ない〜
前走の中山記念はメンバーも時計も優秀の部類、最終コーナーで捲くり上がる相当強い競馬で勝ったのだが、その後調子が戻らないということで安田記念を回避、天皇賞ぶっつけとなった。この馬の成績は、2000m以内であれば全連対、2000m超では3走とも着外とはっきりしていて、今回は好走可能条件のように見えるのだが、一時の天覧競馬となるはずだった影響から鞍上に松永幹が選ばれた。捲くる競馬は合うのだが、道中無駄に脚を使わされるほうが心配で、結局最後伸びを欠くような気がする。
データアートでは、中山記念はさすがに明パネルがつくものの、3ヶ月以上の休養(脚部不安)の暗パネルがあり、普通なら来ないパターン。馬自体の能力は、GIを2回連対しているようにあるので即消しにはしなかったが、実際馬券では買わない。
●ナリタセンチュリー〜データでの可能性は低いが父トニービンなんだよね〜
この馬、案外これまでの競走成績はいいんですよ。まず産経大阪杯で壁にぶつかり、天皇賞秋で光るところを見せて、秋に別定G2を勝ってしまうという上がり馬。産経大阪杯は負けすぎだが、大外を回されていたし、天皇賞秋と相性のいい中京記念で2着。いいんだか、悪いんだかわからない。現在のカラフルパネルデータでは明パネルがないので、普通なら来ないパターン。あのマーベラスサンデーだって4着までだったし、上がり馬としては実績不足とも見える。
●シルクフェイマス〜安定味NO.1でここも好走可〜
宝塚記念の競馬は、タップが動いてからすぐこの馬も自ら動いていっての2着。宝塚記念では、宝塚専用ということで紹介したが、思った以上に強い印象を受けた。天皇賞春は距離適正外だったろうし、過去の連勝歴も大したもの。データでは、馬滅クリア、天皇賞春パネル、宝塚パネル、休養パネルがあり、去年のツルマルボーイよりもいいくらいの評価。過去、天皇賞春パネルと宝塚パネルを持ってきた馬は名馬が多いので、過信しすぎてはいけないところだが、このメンバーでは一番の評価ができるカラフルパネルであると言える。馬場や展開に左右されやすいテレグノシスよりも安定度は高く、3連の軸によさそう。
●ゼンノロブロイ〜ペリエじゃなければ消したいのだが〜
また負けた。京都大賞典は本当に情けないレースだった。いや、一応タイム差なしの2着だからアドマイヤグルーヴなどより強いし、それはこれまでのGI成績からもわかっていることなのだが、勝てるG2で勝てない馬が混戦のGIで1番人気を背負って勝ち負けできるかは首をかしげてしまう。58キロ以上背負っての負けなら問題ないが、57キロで格下馬に負けるのはまずい。カラフルパネルデータでは馬滅クリアパネルと天皇賞春パネルだけがあり、過去、このタイプは天皇賞で掲示板程度の善戦にとどまるケースが多かった。ほんとにペリエじゃなければ消しているところだけど、ペリエは別格だからなぁ。デザーモみたいに、強いロブロイを再現してくるかもしれない。切る馬じゃないけど、狙う馬でもない。
●バランスオブゲーム〜格はそれなりだがパンチなく〜
前5走でマイル戦を2回使っているので短距離路線組として処理するが、その組で好走するにはGI勝ちが必要。馬滅をクリアすることができなかった。明パネルは安田のみ。しぶとい馬なので3着ならあるかもしれないが、そこは鞍上の問題もあり。ただし、去年の毎日王冠の好成績がここまで効果が続くものだったというオチがあっても困るので、軽くおさえておきたい。ゼンノロブロイを毎回僅差で好走しているからという理由で買うなら、この馬も同じだし、むしろ別定G2を何度も勝っているこっちのほうが格上位とも言える。
●リンカーン〜宝塚パネルの効果はどうなの?〜
天皇賞春でデータアートに反した惨敗。こういう馬はもう本命にはしないが、宝塚記念で3着しているのでおさえる必要はある。馬滅クリアパネルと宝塚パネルは去年のツルマルボーイと同じ。ただ、宝塚パネルも連対と3着とに分けて調査してみると、3着は例が少ないし馬滅とこのパネルだけで来ているのは99ステイゴールドしかいない。ちなみにステイゴールドはぶっつけではないので、今回のリンカーンと同じパネルタイプは初めて。ということで、この馬も人気ほど信頼することはできないが、流しておくべき1頭であるという結論となる。
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